AH-C350
○Good!! |
・温かみと艶のある音 ・音の柔らかさと音圧の両立 ・サラウンドっぽい響きやすい音場 |
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×Bad... |
・音がぬるく感じることがある ・こもり感を感じることがある ・音像がやや膨らんでいる |
◎Point! | 音の温かみや艶、柔らかさから、バラード等に向いた癒し系サウンド。独特の音圧と音場を持ち、力強さも感じる。 |
雑感
個人的には、この機種は不思議な魅力を持っていると感じる。打ち込み系を聴くにはかなりぬるい音調だし、音像が膨らんでいるような感じで、シャープさが欠けている。しかし、バラード系や壮大な曲を聴く場合には、この機種の特徴がプラスに働くことがある。高域はほとんど痛い音を鳴らさないので、優しい音色に感じるし、温かみと艶のある音でつい聴き入ってしまう。膨らんだ音像と高めの音圧から、ダイナミックで力強い印象を受けることがあり、優しい音色とあいまって、どこか哀愁を帯びたような表現も得意としている。音量が非常に取り易く、再生機器のボリュームを上げなくてもしっかりと鳴らせるが、一方で機器のノイズを拾いやすいという欠点もある。なお、この機種はフォスター電機のOEM(製品番号443743)のようで、ほぼ同型の機種としてPioneerのSE-CL34等が挙げられる。
おまけ