ATH-PRO5
○Good!! |
・低域が豊富 ・ロック等の曲でノリ良く楽しめる ・荒々しさが魅力的 |
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×Bad... |
・中高域の癖が気になりやすい ・ロック以外のジャンルにはあまり向かない ・粗っぽさを感じる |
◎Point! | 聴くジャンルがかなり絞られるが、ロックでは荒々しく迫力ある音が魅力的。高級機にはない豪快な音でノリ良く楽しめる。 |
雑感
まずはじめに断っておくが、私の所持するATH-PRO5は、買ってすぐに装着感の改善のためにイヤーパッドの改造を施しており、今ではそのイヤーパッドもボロボロになってしまったため、SONYのMDR-CD900ST用のものに交換している。以下のレビューは、イヤーパッドがSONY製である点を考慮して、参考までに見てほしい。
音は、純正イヤーパッドではモコモコと低域ばかりが目立つような感じで、他の音域を邪魔していたが、SONY製に交換してからは、ある程度低域のタイトさを得ることができたように思う。低域は、超低域と言われるような重低音はあまり出ないものの、普通の低域はそれなりに柔らかい質で量が多い。中域は、ある一定の高さから上の音はやや上擦ったように張り出す癖がある。高域は、やや雑味はあるものの適度に金属的で刺激的。音場は近くて塊のような迫力がある。全体的に切れや締まりはそれほど良くないが、低域の迫力と音の近さでロック等をノリ良く楽しめる。ただし、どのイヤーパッドで聴いても、共通してピアノやヴォーカルの中域の一部が張り出すため、曲によっては安っぽさを感じてしまう。逆にそれさえ気にならなければ、かなり元気にノリ良く楽しめるロック向きヘッドホンと言えるだろう。
おまけ