HD497
○Good!! |
・温かみがあり伸びの良い音 ・適度な音の抜けと音圧の両立 ・幅広いジャンルを楽しめる |
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×Bad... |
・音場が狭く広がりがイマイチ ・ハイハット等の高域が目立つ ・付け心地がやや窮屈で蒸れ易い |
◎Point! | 音楽性に富んだ艶と温かみのある音が好印象。SENNHEISERの中では高域がしっかりと出て、幅広いジャンルが楽しめるタイプ。 |
雑感
まずはじめに断っておくが、私の所持するHD497はイヤーパッドが劣化してしまったため、PioneerのSE-DIR800C用のイヤーパッドに交換している。よって以下のレビューは交換後の評価であるため、あくまでも参考までに。
装着感は、耳がぎりぎり収まるくらいの小さなイヤーパッドでやや窮屈だが、本体が軽量なのでずれにくい。純正イヤーパッドではかなり蒸れが気になったが、Pioneer製のものはジャージ素材なので蒸れにくい。音はイヤーパッド交換前はこの価格帯としてはかなりしっとりした滑らかな音を鳴らしていたが、交換後は少しその魅力が薄れてしまったように感じる。それ以外のイヤーパッドによる音の違いは、やや高域が強くなった程度。元から音のバランスは良く、ハイハットだけがやや目立つ傾向だったため、少し癖が強調されてしまったとも言える。ピアノやヴォーカルの表現は非常に丁寧で温かみがある。音の抜けの良さはある程度感じるが、音場はやや狭く窮屈。その代わり開放型にしては音圧があり、それなりにノリの良さを感じる。基本的にジャンルを問わない万能機種である上、特定の分野でつまらないと感じることが少ないので、コストパフォーマンスは非常に良い。
おまけ