レビュー



AT-SP250

○Good!! ・価格の割に解像度が高い
・低域と高域がしっかり出る
・かなり音量を上げても大丈夫
×Bad... ・中域があまり出ない
・高域がシャリつく
・鳴らすのに電池4本が必須
◎Point! 価格とサイズを考えると解像度が高く感じる。ドンシャリで好みは分かれる音だが、音量を上げても音が歪みにくい点が優秀。

雑感

ドンシャリ(高域・低域強調型)でやや中域が息苦しい音だが、値段の割には解像度の高いスピーカー。低域は、量はそれなりに出るし、重心も低く安定している。超低域はあまり出ないが、なかなかドラムス等の締まりは悪くない。中域は、一部ごっそりと抜けている感じで、音色に不自然さを感じることがある。高域は、ややシャリつくものの、しっかりと出ておりポップス向きの音。音の伸びや抜けはイマイチ。ドンシャリのためか、値段やサイズの割には解像度が高いように感じられる。コンパクトに折りたため、オーディオプレーヤーを立て掛けるための仕組みもあるため、ミニコンポの代わりにちょっとしたBGMを鳴らすのに便利だが、音を出すのに電池4本が必須というのは少々不便。とはいえ、耐入力値が高く、かなり大きな音を出しても音が歪みにくいのは、このタイプのスピーカーとしてはかなり優秀。中域の凹みさえなければ、もっと自然で聴きやすい音が鳴らせるように感じられるだけに、惜しい機種。

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