SP-X100
○Good!! |
・高めの解像度 ・音の広がりが感じられる ・小型で設置が楽 |
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×Bad... |
・中域が引っ込んでいる ・作ったような映像用の音 ・ヴォーカルの表現に癖がある |
◎Point! | サラウンドシステム用のスピーカーということで、あまり音楽を楽しめるチューニングにはなっていない。しかし小型でも解像度と定位は悪くない。 |
雑感
在庫処分で1900円で買った5本セットのサラウンドスピーカー。ビックカメラ展示品の100円で買ったSONYのサラウンド用アンプも持っているが、そもそもサラウンド音源自体あまり聴かないので、5本のうち2本だけを使って、DTA-1出力の2chステレオで聴いてみた。やはりサラウンド用ということもあって、音は柔らかさより解像度重視のドンシャリの音。低域は、超低域はサブウーファーの役目なのであまり出ないが、中低域はそれなりによく響く音がしっかり出る。中域は少し引っ込んでいるものの、それなりにタイトな音が聴ける。高域はしっかり高い音まで鳴らし、あまり音楽性のある滑らかな音ではないが、解像度は高い。音の明瞭さや締まりはなかなか良い。音像定位がしっかりしており、根本的にどこかやや作ったような映像用の音がする。中域の押し出し感がなく、声の定位の表現が独特で、音楽を楽しむのにはやや違和感を覚える。とはいえ、サイズから想像される以上に音が広がり、臨場感のある音場を形成することができる。サラウンド用のチューニングというのは、台詞の一部の音域をわざと引っ込ませて中低域を響かせる傾向があるのだろうか。ヴォーカルでもアカペラ等ならば相性が良いような気がした。