SRS-TD60
○Good!! |
・ずっしりとした豊富な低域 ・低域と分離した高域 ・電池駆動/AC駆動が選べて音量が調節できる |
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×Bad... |
・低域の応答速度が遅い ・高域がやや安っぽい ・それなりに大きくて重い |
◎Point! | 左右一体型でありながらサブウーファーを搭載した珍しいスピーカー。音がずっしりとしていて、低域の量が確保された貴重な機種。 |
雑感
左右一体型では珍しいサブウーファー付きのポータブルスピーカー。2.1chというだけあって低域の量感は十分だし、高域がそれなりに分離して聴こえてくる。低域の質感は、安いサブウーファーにありがちな応答速度が遅くブーミーなタイプだが、所謂重低音と言われる低域もきちんと鳴らしてくれるので、このサイズではかなり貴重な機種と言える。中域は、低域と高域に挟まれて少し息苦しそうに鳴っている。質としても乾いていて特別良くも無く、悪くも無くという感じ。高域はしっかりと量が出ているが、伸びが今ひとつでやや安っぽく、シャリつきが気になる。左右のユニットが近いため、音のステレオ感はイマイチだが、膨らんだ低域を出すため、音場はそれなりに広く感じる。全体的に見て、高コストなサブウーファーの代償として、安い高域用ユニットを採用しているような感じ。とは言え、持ち運びがしやすい小型スピーカーでこれだけずっしりとした音が聴けることは今までなかったので、省スペースだからと言って低域の量感や重心の低さを妥協したくない時にはとても重宝する。