SRS-TP1
○Good!! |
・電源不要でも音量が取りやすい ・価格を考えるとしっかりした高域 ・コンパクトに収納できる |
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×Bad... |
・音の傾向が中域寄り ・低域があまり出ない ・持ち運び時に蓋が開いてしまうことがある |
◎Point! | 電源不要なパッシブスピーカーの中では、音量が取り易い貴重な機種。電源が確保できない旅先での使用にとても便利。 |
雑感
ポータブルパッシブスピーカーとしては、かなり音量が取りやすく、音もよくまとまっているスピーカー。従来、電源を必要としないパッシブスピーカーは、十分な音量を取るだけでも苦労する上、音質もほとんど期待できないものが多かった。一方でこの機種は、他の一般的な安いパッシブスピーカーで聴く場合のおよそ3分の2程度のボリューム設定で十分な音量が取れることがある。多少ずっしりとくる重い本体がどのような仕組みになっているかは分からないが、おそらく高感度で大きめのドライバーユニットが搭載されているのだと思う。音を聴いてみても、他の安物パッシブスピーカーのようにこもって明瞭さが足りないような感じにはならず、ある程度キレと締まりを持ったコシの強い音を鳴らしてくれる。さすがに低域は最低限といった感じだが、それでも他の同系統の製品では低音が「聴こえる」こと自体が貴重なので、鳴る事は十分評価できる。特に高域は、他の機種では耳障りなノイズになるか、ほとんど鳴らないかのどちらかが多いので、それなりに抜けが良く聴きやすい高域が聴けるのは、優秀と言える。音全体をみるとやはりパッシブらしく中域メインだが、アコースティックな曲を聴くには心地よく、電源が確保できない外出先ではとても重宝する。